この作品は私の親しい知人が、
綴ったものを
私が気が向いたら、
このブログで発表していこうと思っています
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大切に、大切に、育てた息子が、
思春期に入り自分の知らない「モンスター」になり
親が困るようなことを重ねていく
非行、家出、高校中退、大検受験、大学合格、就職。
「息子育て」を終えた母が
息子との12年間の嵐のような日々を
思い出しながら書いたものです
今から10年ほど前でしょうか
世の中に、親殺し、子殺しがたくさん起きはじめた頃でした
こんな不幸は二度と起こしてはならない
そう思い書き綴った作品は、
結婚祝いにと「息子のお嫁さん」に手渡したそうです
この母と息子の個人的な作品を
抜粋とはいえ、私が公開しようと思ったのは、
私のもとに助けを求めに来る
思春期の子供たちとそのお母さんに
知って欲しいからです
私のもとに、卒業生からメールがきます
「親に対して自分の感情を押し殺せない」
「もし危害を加えてしまったらどうしよう」
「暴力を振るいたいわけじゃない。でも・・・」
「話したからといって、親には理解できるはずがない」
「先生、助けて」
愛と憎しみは裏返しです
愛があるからこそ、こんなにも苦しいのです
反抗している子供も
お母さんと同じくらい苦しいのです
私は、自分が一生懸命手をかけた子供たちを
犯罪の加害者にも、被害者にも
絶対にしたくはありません
幼少期に大切に育て、良い教育環境を与えてきた子が、
思春期に入り、親離れ・子離れの時期になり、
それがうまくいかないこともあります
親にとっては、いくつになっても小さい子でも
子にとっては「自立の時」が訪れているのです
もういつまでも「親の言う通りの良い子ちゃんではないのだ・・・」と
子供はそれを伝えようとしても、
その術がわからず
母親の口達者にはかなわない
ひきこもるか、家出をするか、暴力に出るか
心は、蛹のように堅くなり、
大人には、何が起こっているかわからない
不良の子供たち・・・
社会からのはみ出し者
もう、まともにはなれないに違いない
面倒を見るだけ無駄だ
放っておけ
うちの子とつきあわないでもらいたい
そう言って片付けるのは、簡単なこと
それでも、子供は
無償の愛を求め
無条件に自分を受け止めてくれる場所を
求めてさまよっている
どんなに辛い日々も
いつか、必ず暗闇の中に一筋の光が見え
明るい世界に戻ることができること
その一筋の光を自分から消させない限りは・・・。
このような理由で、「蛹(さなぎ)のころ」を作者の許可を得て一部抜粋して公開することにしましたが、コメント・トラックバックをできない設定にしてあります。全てを読みたいという方は、個人的にご相談ください。
私が一番、恐れているのは、これが、興味本位で読まれ「この人はどうなったの?」「今何をしているの?」「これは、だれのことなの?」そういう表面的なことのみに意識が向くことです。
今、日本には15歳から34歳の引きこもりが160万人いるそうです。引きこもりにもならず、犯罪者にもならず、結婚し、きちんと自分の責任おいて仕事をして暮らしています。
たったそれだけのことが幸せなことなのです。暗い日々を思えば・・・。